釣った魚の下拵えについて

スーパーライトショアジギングに限らず釣りの醍醐味の一つは、自分で釣った新鮮な魚を食べることです。

スーパーとは比べ物にならないくらいの鮮度ですし、せっかくなら臭みをしっかり取り除いて頂きたいものです。

釣りをする人の中には魚を自分で捌けるという人も多いでしょう。

ですがそうでない人のために、簡単な下拵えの方法を教えます。

重要!釣った魚の鮮度を保つためには

鮮度を保つために重要なことは、血をしっかり抜くことと腐りやすい部分は取り除いてしっかり冷やすことです。

魚の一番太い血管は中骨に沿って流れています。したがって中骨を折ればほとんどの血を抜くことができます。

30~40センチくらいの魚であれば、エラからナイフを入れて中骨を切断すれば大丈夫ですし、よくサバやカツオを釣った人はエラに指を入れて上方向に頭を折る(鯖折り)人がいます。

手で折っても大丈夫なのですが、後々の捌き易さを考えるとナイフを入れて中骨を切断する方法が良いでしょう。

魚が大きくなると、エラの部分から切断するだけでは十分な血抜きができないため、尻尾を切断しましょう。

市場にあるマグロの尻尾が切断されているのはそのためです。

切断が終わったら水に漬けて血が抜けるのを待ちましょう。

本当は衛生上の問題で、海水ではなく真水に漬けるのが良いのですが、家に帰ってしっかり洗うのであれば海水でも大丈夫です。

ただ刺身で頂きたいのならできるだけ真水にしましょう。

また、水に漬けている時間は5~10分程度で大丈夫です。

それ以上漬けていると逆に鮮度がどんどん落ちていくので気を付けてください。

小さい魚なら大丈夫ですが、大きくなると内臓も取り除く必要があります。

内臓はエラにくっ付いているので、エラを引き抜けば一緒に内臓が付いてきます。

この時に胃腸の中を見ればその魚がどういう物を食べているのかわかるので、勉強しておきましょう。

主にサバやアジを中心に多いのですが、アニサキスという寄生虫による食中毒を引き起こすことがあります。

最初は内臓に住み着いているのですが、魚が死ぬと徐々に身に移っていくので、内臓の処理は早めに、特にサバを処理する時は釣ってすぐ内臓を取り除くことが大事になります。

タイトルとURLをコピーしました